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社長あいさつ

代表取締役

米良充由

 創業1952年。祖父、そして父が72年間つないできたバトンを受け継ぎ、2023年4月、代表取締役社長に就任いたしました。その歴史と使命の重さに、非常に大きな責務をひしひしと感じながら、社是「育人・敬客・愛品」を守り、厳しく自己を律しつつ着実に進んでいく覚悟です。

 近年、コロナ禍や国際紛争、大規模災害の発生などの影響を受け、社会の急速なデジタル化や地球環境保全に対する意識の高まりなど、私たちの生活は大変革の渦の中にあります。電気設備資材を扱う弊社としましては、特に、脱炭素社会の構築への貢献に注力しております。LED照明器具はもとより、蓄電池、太陽光発電システム、V2Hシステムといった環境負荷に配慮した商品を取りそろえ、社会のニーズに応えてまいります。

 電気は人々の生活を支えるライフラインとして、なくてはならないものです。原材料の高騰や物流の停滞、災害などの不測の事態にあっても、卸売業者としての責任を果たせるよう、安定供給に努め地域社会の安全の確保や人々の命を守ることに貢献していきたいと、思いを強くしているところです。

 地域に根差して70年を超え、利益を地域に還元し地域を応援していくこともまた、弊社の使命として掲げております。これまで、自治体や福祉施設等への寄付・寄贈をはじめ、宮崎大学の地域デザイン棟開所などを行ってまいりました。まちの風景や人の流れを大きく変える大型開発「宮崎県プール整備プロジェクト」では、中心部の活性化の一助となるべくプロジェクトマネジメントを担っております。今後は、「山・川・海」「農業」「食」といった宮崎県の第一次産業とのつながりによる地域支援を視野に入れた事業も、展開していく考えです。

 会社経営においては、人材確保・人材育成に最も力を注いでおります。組織力を上げるためには個々の力を上げていくことが必要です。社員同士の対話促進や研修機会の創出はもちろん、業務に関する資格取得や、人としての豊かさを育む生涯学習の受講も全面的に支援しております。私自身、経営者として社員に近い存在でありたいという思いがあり、社員一人ひとりに目を配り、コミュニケーションを図るように心がけています。

 社員に求めるのは「元気」。そして「誠実さ」。さらに、世の中の変化に気づく感受性を持ってほしいと思います。そうした姿勢は、地域に貢献できる人材に成長させてくれる土台となるからです。「失敗も、成果だと思います」。これは最近、若手社員から投げかけられた言葉です。恐れずに行動する力。今日を一生懸命生きる力。続ける力。そうした個々の力が育っていくことを願ってやみません。

 創業100周年まで残り20数年。未来に繋いでいくために、私は弊社の思想・理念を残したい。「お客様とともにつくる未来」「仕入先様と協働する未来」「地域社会と共生する未来」「地域社会へ貢献する未来」。このビジョンを掲げ、邁進してまいります。

代表取締役 米良充由